10月19日(木) パームハーバー中学校

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 最終日の午後は、いよいよ訪問校の最後であるパームハーバー中学校を訪問しました。腕にPHMS(=Palm Harbor Middle Schoolの略)などとマジックで書いている生徒も何人かいたりして、自分たちの学校に対する高いプライドを持っているようでした。


学校の概要(メモから)

 6年生〜8年生(中2)までの約1,400人の生徒が通う学校です。ハンディキャップを抱えた生徒や、英語以外の言語を母国語とする生徒のための特別プログラム、ドロップアウト(怠学)防止プログラムなど、多様な対応手段は、やはりこれまで訪問した学校と同じです。

 必修教科は社会、数学、理科、language arts(文芸?)があり、選択科目としては家庭経済(Home Economics)、スペイン語、バンド、コーラス、コンピュータ、Wood Shop(木工?)があります。授業は一日6時間です。1時間目は9:40-10:40、2時間目は10:44-11:38、3時間目は11:42-12:36、昼食が12:36-13:06、4時間目は13:10-14:04、5時間目は14:08-15:02、そして6時間目が15:06-16:00です。日本の学校より始まる時間が遅い(多分、スクールバスのため?)ことと、1時間の授業が54-60分(しかも不規則)あることから、下校は午後4時となってしまうようです。

 なお、数学について言えば、上・中・下の3つのコースに分かれていて(習熟度別編成)、上のクラスの生徒は意欲さえあればどんどん先に進んでいけるような教科書になっているとのことでした。

 教科書は自分のものではなく、使い終われば下の学年の生徒に引き継がれるということから、社会の教科書には未だにソビエト連邦が載っているのだそうです。

 スポーツをやりたい生徒は、バスケット、陸上競技(track)、バレーボール、チアリーディングから選ぶことができます。(逆に考えれば、あとはYMCAなどでスポーツ少年団的にしかできないということでしょう)

 始業式・終業式や、修学旅行などという行事はないようです。

 この学校の校舎は2階建てでした。普通教室が49、特別教室が7つあるそうです。アメリカでは自転車通学が禁止されていると思いきや、校舎裏の駐輪場にはたくさんの自転車が止めてあり、驚きました。


 Wood Shopの授業です。一応、キットのようなものは使っていましたが、日本の学校で使用するもののような「完成形」にするというよりは、むしろ自分の好きなデザインに仕上げるというものが使われているようです。


 昼食の様子です。たった30分間でバイキングのように並び、食べたいものを選び、支払いを済ませて食べ終わるスピードが要求されます。そんな忙しい中でも、カメラを向けるとにっこり微笑んでポーズをとってくれました。


 ある生徒のカバンの中をのぞかせてもらいました。中には、教科書やノートがずっしり詰まっていました。まるで旅行カバンみたいな大きなカバンでした。


 昼食が終わって4時間目にはいる前の様子です。生徒たちは足早に自分が授業を受ける教室へと移動していきます。先生らしき人が2人、立って生徒の様子を観察していました。授業への遅刻者に注意でもするためでしょうか?


 表玄関に近いところに、学校へのボランティアを呼びかける看板が貼ってありました。校長先生もあちこち回って歩き、ボランティアを募る努力をしているのだそうです。頭が下がります。


 コンピュータの授業です。この学校も例に漏れず、ものすごい台数のコンピュータ(しかもほとんど全てがMacintosh)がありました。隣のスペースで先生から課題を与えられたあと、一人ひとりの生徒が操作して、時にはインターネットに接続したりして課題解決に励んでいました。教室脇の棚には、古いコンピュータの本体が展示されていました。


 地理の勉強でしょうか、「合衆国について調査し、〜までにレポートをまとめなさい」という課題が板書されていました。おもしろかったのは、最後の方に参考となるホームページのアドレスが示されていたことです。日本の学校では、まだあまりみられない風景です。授業が早く終わり、生徒は教室の出口の所に殺到して、終業のベルが鳴るのをじっと待っていました。きっと、勝手に教室を出歩いたりすると、叱られるのでしょう。


 理科の授業です。授業は、OHPやディスプレイを用いて問答形式で進められていました。多くの知識を記憶するのではなく、「自分はどう考えるか、どうやったらうまくいくか」ということが真剣に討議されていました。


 放課後に、カフェテリアをのぞいてみました。生徒のいないカフェテリアは、ものすごーく広く感じました。また、私たちが初めて通された部屋には、歓迎のことばや昼食のメニューが板書されていました。小さい工夫だけれども、そういうところがきちんと配慮されていて感動しました。授業が終わり、私たちのために動いてくれた生徒たちに、持参したおみやげをあげました。剣玉などの遊び道具が人気だったようです。


 最後の学校からの帰り道、バスの前の方に座って高速道路の案内板を撮影しました。ホテルのある、St.Petersburgに向かって走っているところです。


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