10月16日(月) カントリーサイドハイスクール

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 アメリカ滞在も2週間目に入り、いよいよ学校訪問が始まりました。バスでインターステート275号高速道路から州道19号線に入って北上し、第一の訪問校であるCountryside High Schoolへ到着しました。到着してすぐ、大勢の生徒たちがぞろぞろと外に出てきたので「こんなに大げさに私たちを迎えるというのか!」と思ったら、避難訓練だったということでした。心の準備もできていなかったので、かなりほっとしました。(^o^;)

 昼食は、ここの先生方のおごりで、職員専用カフェテリアで食べさせていただきました。このとき、今日のバスドライバー(名前は忘れた)と、日本の教育などについていろいろ話をしました。この方に、後でものすごいお世話になりました。


学校の概要(メモから)

 9年生(中3)〜12年生(高3)までの約2,000人の生徒が通う学校です。ハンディキャップを抱えた生徒や、英語以外の言語を母国語とする生徒のための特別プログラム、ドロップアウト(怠学)防止プログラム、託児所(教師・一般人・生徒の子供まで)など、多様な対応がされているようです。

 必修教科は社会、数学、理科、スペイン語で、その他は選択になるようです。60分授業を6時間行い、休憩時間は5分。その5分の間に、生徒は授業を受ける教室に移動しなければなりません。授業の始めと終わりのチャイム、というかブザーは3秒ぐらいしか鳴りませんでした。日本ではゆったりしたチャイムが20秒もなっていることがよくありますね。

 土地の安さのためか、または障害者のことを考えてか、(3階建ての多い)日本の学校とは違って、平屋建ての校舎でした。普通教室が86、特別教室が14あるそうです。

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 玄関を入ってすぐ、広いホールに出ました。壁には、PTA(PCTAとなっているのは、Parents-Community-Teachers-Associationということかな?)の掲示がありました。


 外国から移住してきたなどの理由で、英語をうまく話せない生徒のための授業(ESOL)です。話しかけてみると、たどたどしいながらもきちんとした英語で会話をしてくれました。


 アメリカで初めて見たiMac。「Macだぁ〜」と感動していたら、図書館(メディアセンター)には同じ物がたくさん並んでいました。担当者のスコット先生にお願いして、私のホームページ(英語で書いた方)を紹介させていただきました。ちゃんと読み込んだのを見て、「英語システムでもちゃんと読めるんだ」ということが確認できました。


 たしか、文芸(Language Arts)の授業だったと思います。二人の先生のティームティーチングにより、授業が進められていました。教室の壁にはいろいろな生徒の作品がはられていました。


 アメリカの普通の公立学校では制服などはなく、化粧やピアス、飾りなども自由なようです。服装や姿勢などが厳しく注意される日本の生徒から見ると、うらやましく見えることでしょう。ただし、授業に対する意欲は真剣で、集中していました。


 9年生だったでしょうか? 理科の観察の授業です。私の所属する学校ではあまりやらないエプロンをかけ、顕微鏡を使って、タマネギとジャガイモの細胞をスケッチしていました。終わった後は別の教室に移動して、まとめをしていました。


 この学校には、放送技術という選択授業(週3時間あると言っていたように思います)があり、最新のテレビカメラや編集機材、コンピュータとビデオ編集ソフト、スタジオまでありました。これらを使って校内放送をしたり、番組を作ってコンテストに参加したりしているそうです。賞状がたくさんありました。


 体育の自習時間の様子です。ビデオ画面に合わせて、エアロビクスを楽しそうに踊っていました。


 左の写真は何の授業だったか忘れましたが、生徒数の少なさに驚きました。右は技術の木材加工の授業です。


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