10月17日(火) ピネラス郡教育委員会

1024×768ドット以上でご覧になることをおすすめします。


 午後、教育委員会のあるAdministration Buildingを訪問しました。禁煙が徹底していて、たばこを吸う人は建物の外に出なければならないことはもちろん、敷地の外でなければ吸えないとのことでした。後日わかったことですが、たばこの生産会社から入る税金よりも、肺ガンの患者にかかる保健医療費の方が金がかかるため、アメリカ政府は禁煙政策を推し進めた結果、成人男性の喫煙率は2000年現在、23%まで下がっているとのことでした。


メモから(運営の詳細についてはPinellas Countyの教育概要をご覧ください)

 昼食は建物の中にあるカフェテリアでとりましたが、列に並んでいるときも「フロリダの気候はどう?」と話しかけられましたし、食べているときには持っていった日本の写真(学校・家族など)を見せながら、会話が弾みました。すみません、このときは渉外係(=通訳)の仕事はまったくしていませんでした。(自己中心モード) その後、2つのグループに分かれて教育委員会内を案内していただきました。

 内部はたくさんの部屋に分かれていました。また、職員の机は仕切られていました。職員間の情報交換にはあまり向かないだろうな、と思ってたずねたところ、情報交換はLANを使用したメールでやることが多いとのこと。それにしても、北上市周辺の教育委員会の5〜10倍はあるだろうと思われる広さでした。

 オフィスにはたくさんのMacintosh G3、そしてPerforma 5000シリーズが並んでいました。うらやましすぎる...。

 「不登校の生徒はいるの?」とたずねてみたところ、「それらしき生徒はいる」とのことでした。そのような生徒にはいろいろなテストをして診断し、「学校嫌いのようだ」と診断が下されると、週2日は特別クラスに通わせるなどして対処するそうです。また、それに向けた、教師のための特別研修なども存在するようです。「どんな生徒にもきちんと対処する受け皿があるんだな」と感じました。

 クラブ活動の有無について聞いてみました。ただし、スポーツクラブの場合には、指導者にコーチの資格が必要だそうです。土・日も練習試合は可能とのことでした。

 通常であれば休みのはずの土曜日に開かれる「土曜学校」というものがあり、学習についていけない生徒のために補修をすることもあるそうです。その場合には、あちこちの生徒を集め、指導する教師は特別に給料をもらっているとのことでした。

 Gifted Students(才能に恵まれた生徒)のためのプログラムが存在し、数学・理科・テクニカルなどの教科について、上級学校の単位を先取りすることができるそうです。(ただし、たとえば大学の授業を受ける場合、そのための授業料が別に必要)


ホテルに戻ってから...

 同じ班の先生方と、ヴァノイホテル(Hotel Vinoy)まで夕食を食べに行きました。当ホテルは、一番高い部屋が一泊$3,000(32万円!)もするとか。

 宿泊先のホリデイインホテルに到着するや否や、届けていただいたデジカメを(非常に感謝して)受け取り、また激写を始めました。デジカメ本体もさることながら、中に入っていたマイクロドライブ(340MBもデータを保存できる)が返ってきたのがうれしかった。


アメリカ見聞録トップページへ

TOP

inserted by FC2 system