1月17日(月)  最終日:岩泉へ帰町


 いよいよ岩泉町に帰る日がやってきました。純和風の朝食(これがうまい!)をお腹いっぱい食べ、スーツケースを宅配便に預けました。宅配便の重量制限は25kg...さすがに慣れたもので、もう重量オーバーする人なんていません。

 (例の)リムジンバスでホテルを出て成田空港へ。「またアメリカに行くみたいだね」とかなんとか言いながら、乗り込んだのは8:50発の成田エクスプレス8号。乗る前にさっと自動販売機でジュースを、キヨスクでお菓子を買える日本の便利さを、改めて実感。

 東京駅へ向かう途中、電光掲示板で気になる情報を発見。「新幹線が止まってる?」と顔を見合わせた引率者。iモードで(知らないうちに、AT&Tからdocomoに戻っていました)調べてみると、8:56にシステム障害が発生し、ほとんどの新幹線が止まっているとのこと。10時前に東京駅に到着してみると、新幹線は動き始めていたものの配車が間に合わず、次々と遅れが発生していました。

 結局、10:56発予定のはやて23号は、12:40頃の発車となりました。それでも、1つ前のはやて21号は運休になっていたりしたので、それに比べればまだ乗る予定の列車に乗れたのは幸運だったのかもしれません。

 新幹線は午後3時過ぎに盛岡駅に到着しました。短期留学生たちは、「やっと岩手に戻れた」という安心感と共に、「とうとう帰って来ちゃった」というがっかりした表情も浮かべていたのが印象的でした。

 盛岡駅で、ある保護者の待ち時間があったりして、結局岩泉町に着いたのはすっかり暗くなった5:30過ぎのことでした。町民会館前ではたくさんの方々が出迎えてくださり、一人一人がバスを降りるたびに大きな拍手がわき起こるため、生徒たちは多少引いていました。

 そのまま帰町報告会。教育長さんを始め、教育委員会やこの事業担当の校長先生方も出席してくださいました。一方、生徒たちは眠いのを我慢して、がんばって一言ずつ感想を述べました。特に高校生の感想は、さすがにとてもすばらしく、奥が深い経験をしてきたのだと思いました。

 最後に、短期留学生代表のHさんが生徒全員を代表して感謝のあいさつ。「高校生って、ここまでできるもんなんだなあ」といたく感動しました。

 解散の声がかかった後、翌日の休み明けテストのことを話している短期留学生がいました。翌日は時差ボケ解消のために有給休暇を取った私でしたが、この生徒たちがとても偉いと思いました。


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