1月14日(金) 11日目:ワシントンDC市内見学


 今日は最終訪問地ワシントンDCの市内見学。昨日と同じく7時から朝食、ホリディインジョージタウンのロビー集合は少し余裕の8:50だったため、短期留学生たちは時間を先読みして行動し、かなりの余裕で集合しました。

 最初は国会議事堂へ。バスを降りるとき、ガイドさんが「意図的に警官にカメラを向けると、最悪の場合全員のカメラが没収されます」というので、全員緊張しました。遠くにリンカーン記念塔が見える議事堂前広場からは、50ドル札の肖像画になっているネルソン将軍の銅像も見えました(写真中、中央)。ワシントンDCでは、通りにアメリカ50州の名前がついているそうです。

 次に訪問したのは、オバマ大統領がいるかもしれないホワイトハウス。向かう途中に黒い車の車列を見かけ、本当にオバマ大統領が乗っているかもしれないと色めき立ちましたが、大統領の車列の最後尾を走っているはずの救急車がいないので「副大統領か」とちょっぴりがっかりしたのは私だけかな? 庭園前は鉄の柵で仕切られていましたが、「ここを乗り越えて中に入ろうとすると、狙撃されますよ」というガイドさんの話にまたびっくり。

 アメリカ独立宣言の草案者で第3代大統領のジェファーソン記念館は、移動の途中にバスがスローダウンしただけ。

 次に向かったのは第16代大統領のリンカーン記念堂。南北戦争の激戦地だったゲティスバーグの演説で出てくる一節「人民の、人民による、人民のための政治」(写真右、下線は私がつけたもの)という文字も読み取れます。

 リンカーン像はかなり大きく、訪問中のたくさんの見物客が小さく見えました。

 引き続き、(私も初めて訪問した)アーリントン国立墓地へ。アメリカでは戦死者を丁重に扱う習慣があり、年間400万人がここの墓地を訪問するとか。第2次世界大戦、ベトナム戦争、イラク戦争など、大きな戦争が起こるたびに新しい場所に墓地を造成するのだそうです。たくさんのお墓が、ものすごくきれいに整列しています。

 墓地の中には、第35代ケネディ大統領とその家族のお墓もありました(写真左)。近くには、「アメリカがあなたのために何をするかではなく、あなたがアメリカのために何ができるかを問いたまえ」という有名な演説も見られました(写真右)。ところで、この周辺では「敬意を表するために」ということで、私語が禁止されていました。

 無名戦士の墓(Tomb of the Unknowns)に徒歩で移動。1時間交代で365日、24時間ずっと護衛している兵士がいました。しばらくして、交代の儀式も行われました。ここも私語禁止でした。

 厳寒の外からバスの中に避難し、スミソニアン航空宇宙博物館へ。アポロ宇宙船の地球帰還カプセルやら、日本軍の零式戦闘機やら、ライト兄弟の飛行機やら、おびただしい数の宇宙・航空に関する巨大な展示物が展示されていました。1984年に訪問したとき見たエノラゲイ号(広島に原爆を投下した飛行機)は別のところに移動されたとのことでした。

 自由時間があったので、めいめいに見学しました。写真左はアポロ宇宙船のロケット(右下の人間と比べてみましょう)、写真中は月面着陸船、そして写真右は月の石(三角形の黒っぽい部分)です。ここでは、お土産に宇宙食(乾燥アイスクリーム)を買いました。

 全員が時間を守って行動したので、ユニオン駅でお土産を買う時間をいただきました。ガイドさんお勧めのお店では、店員のお姉さん(写真中)が全員に2割引でサービスしてくれました。

 アメリカ最後の夕食は、しゃれたレストランでカニやエビのシーフードたっぷりディッシュ。でも、肝心のカニは身がほぐされ、団子のように固められたものでした。おいしかったけれど、ちょっと残念。早く日本食を食べたいという声も聞かれました。

 ホテルに戻り、明日の出国に備えてパッキング。アメリカ最後の夜だというので、短期留学生諸君も落ち着かなかったようです。私と同じく、大量のお土産をスーツケースに詰め込んだり、機内持ち込みに持つに液体が入っていないかチェックしたり、最後のパッキングに頭を使っていたことと思います。


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