デルズ市滞在3日目、中学校の会議室に集合した短期留学生4名に、昨日の中学校の授業の様子をたずねました。受けた授業は午前中に社会・理科・体育、午後は数学・美術だったとのこと。社会はアジアについての問答、数学は自分で文章題を作成、理科は風力や水力の本を読んでまとめる作業、体育はホッケー、美術は塗り絵や4コマ漫画だったとか。
短期留学生たちは、アメリカの中学生がおしゃべり、立ち歩き(体育の時に無断で更衣室に行くなども)、化粧、ピアス、マニキュアなどをしているのを見て、かなり驚いたようです。さっそく今朝、お化粧をしてきたり、大人らしい髪型にしたりしてきた生徒もいました。
そうこうしているうちにアメリカ人中学生が私たちを呼びに来ましたが、そのうちの女子3人が私のMacBook Air 11インチを目ざとく見つけ、「見せて見せて」と興味深げにのぞき込んだのには驚きました。日本の女子中学生は、決してこんなことはしないでしょう。
高校のスタジオで、2グループに分かれて一人ずつ自己紹介をしました。体調が優れない生徒2名が欠席でした。この収録ビデオが、後ほど学校内や地域のローカルケーブルテレビで放送されたようです。
生徒たちはこの後、授業に参加。私たち引率者は、市内のあちこちを訪問・見学しました。まずは、ウッドサイドランチという農場で飼われているアメリカバイソン(水牛)を見学。日本でも動物園で見たことはありますが、飼われているのは初めて見ました。近くの小屋から出てきたヤギ、子ヤギがかわいかった。
次に向かったのはチーズ工場。日本では魚やキノコの種類はたくさんありますが、アメリカではチーズの種類が多い。作り方によって、いろいろな風味や味が出るのだとか。
続いて、デビルズレイク(悪魔湖)へ。隣のバラブーという町にあるのですが、バラブーは平坦なデルズとは異なり、氷河によって形成された波状の地形。湖は凍っていて魚釣りの車が氷の上にいるのが見えましたが(岩洞湖でもここまではやらない)、夏は深いところまで湖の底が横たわるため、「悪魔が住んでいる」というネーミングだとか(怪しい通訳モード)。
昼食は冬期閉鎖されているというゴルフ場のクラブハウスにて。(やっぱり脂っこいながらも)素敵なごちそうでしたが、ついに私を含む引率者達も密かに体調不良になっていたようです。
午後は、市内のニーナクリーク小学校を訪問。規模が小さく、ほんわかした雰囲気のある学校でした。案内をしてくれた最上級生の5年生女子2名の英語、なんか聴き取りにくいので、通訳はほどほどに。
夕方、スプリングヒル中学校に戻ると、アメリカならではの黄色いスクールバスが見事に並んでいました。中に入ると、生徒たちはスクールダンスの真っ最中。というより、国際交流真っ盛り。ダンスホールになっている体育館は、流行の曲がかかっているのにガラガラ。
しばらく見学してからホームステイ先に戻り、「バーに行くけど、来る?」というのでついて行きました。ホストファーザー・マザーと友人数名の会話は、騒音と酔いのせいでそのスピードと語彙に全くついて行けず。時折ホストファーザーが「今、こんな話をしているよ」と教えてくれました...ああ、情けない。
ホームスティ先の娘さんが帰宅するのに合わせて、家族でピザレストランへ。「アメリカに行ったら絶対食べるぞ!」と意気込んでいたトマトソースたっぷりのすごくおいしい巨大ピザなのに、悔しいことに腹の調子が悪い。たった2切れでごちそうさま(泣)。
その後、ホストファーザーと出直し、高校生のアイスホッケーの試合を見学しに行きました。地元デルズとミルウォーキーのチームの試合。勝敗がつく前に、寒くなって帰宅。建物の中とはいえ、なんせ氷の世界。外は猛吹雪でした。