2日目の朝を迎えました。テレビの天気予報では、週間の最高気温が明日の33F(摂氏0度)、最低気温は金曜日の11F(同ー12度)と予想していました。部屋の窓からは、(多分)ウィリスタワーが見えていました。
朝食会場に集まったとき、全員が寝不足の顔をしていました。きっと、夜中に目が覚めて眠れなかったのでしょう。朝食は甘〜い菓子パンにウィンナー、ベーコン、卵焼き、果物などのバイキングでした。ジュースやコーヒーでお腹に流し込んだ感じがしました。
260km離れたデルズ市から、引率の先生に連れられたアンバサダー(親善大使)の生徒3人が迎えに来てくれました。朝5時に出発してきたそうです。デルズ市のかっこいいバスに乗り込み、ホテルを出発。
途中、ミルウォーキー市のミッチェルドーム植物園に立ち寄りました。熱帯植物、砂漠植物、そして花の3つのドームがありました。まずは記念写真。
花のドームは工事中でした。熱帯雨林のドームは冬とは思えない暖かさと湿度。湿度の低い砂漠ドームに入ったとき、寒く感じるほどでした。
内部の説明が終わった後は少し自由行動になりました。男女に分かれ、男子はさっさと回って休憩。女子はわいわい騒ぎながらゆっくり回っていました。
続いて、Pettit National Ice Centerを訪問しました。ここではオリンピック規格のスケートリンクがあり、世界的に有名なスケート選手を輩出しているスケート施設とのこと。
高校生コンビは、時折このようなおもしろい行動をとります。「アメリカに来られて、うれしくてしょうがない」といった感じです。男子諸君は、選手らしい男性と記念写真を撮って、満足そうでした。
ウィスコンシン州都マディソンのレストランで(もうすでに飽き始めてきたバイキング形式の)昼食を食べ、最後にイーストタウンモールという巨大ショッピングセンターで思い思いにお買い物。時差ボケと睡眠不足?による体調不良で、バスを降りずに寝ていた生徒もいました。
午後5時頃、デルズ市に到着。歓迎会場の中学校では、建物の入口に大きな歓迎横断幕が張られ、ホストファミリーや関係者たちが大声で私たちを迎えてくれ、生徒たちは大感激!
歓迎会場に入場し、まずは特製Tシャツを始めとしたプレゼントが手渡され、次に市長さんと中高生徒会長の歓迎メッセージと続きました。高校の生徒会長の英語は早口で聴き取りにくく、中学校の生徒会長は原稿を見せてくれましたが丁寧すぎる言い回しで、通訳は困難を極めました。その後、訪問者が一人一人英語で自己紹介をし、ホストファミリーと対面・合流しました。
これが、いただいたTシャツに印刷されていたロゴです。デルズ市のシンボルマーク「スタンドロック」と、岩泉町のシンボルマーク「龍ちゃん」が合体しています。
歓迎会はポトラックパーティ(参加者が一品ずつ食べ物を持ち寄る)だったらしく、バイキング会場ではバラエティあふれる料理が並んでいました。食事が始まると、デルズ高校生による吹奏楽演奏、編集されたDVDによる20年間の岩泉町とデルズ市の交換留学生のスライドが上映されました。これほど長い間、ずっとこの交流が続いてきたことに、なんかものすごく感動しました。
あっという間に時は流れ、パーティ終了の声がかかると、日本人たちはそれぞれのホストファミリー宅へと散らばっていきました。