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2010年6月


30日(水) ホームスティ生徒の歓迎会

 訳あって、岩泉町の姉妹都市であるウィスコンシン州デルズ市から来日した一行を歓迎するパーティに呼ばれました。14人の中高生と5人の引率者が紹介され、がんばって日本語で自己紹介をし、ホストファミリーと合流しました。来月5日まで、本町の風景や食べ物などを楽しんでいただくことになります。


29日(火) 1学期末テスト 〜 ワールドカップ

 過去2年分のテスト問題の蓄積があるので大丈夫、と高をくくっていたところ、今年から中間テストがあったり(ということは、中間テストに出題した問題は出せない)、進度の違いによりテスト範囲が異なっていたり、やっぱり作り直したい部分がたくさん出てきたりして、結局ぎりぎりまで3個学年分のテスト作成に追われました。明日、本番(1時間目)です。

 もう一つ、テスト作りが遅れた原因がありました。サッカーのワールドカップです。日本は予選リーグを2位通過し、今晩11時から対パラグアイ戦。結局、最後(午前2時)まで見てしまいました。結果は0−0で延長でも決着がつかず、PK戦で5−3で惜敗しました。ちょっと前までワールドカップに出場さえできなかった日本、ずいぶん成長したものだと思います。


25日(金) 県高教研英語教育研究大会

 洋楽を歌う教材として英語授業に取り込むとき、参考にしたのが「授業で使える英語の歌20」などの本でした。その著者の一人である田尻悟郎先生(関西大学外国語学部教授)が来県するというので、釜石高等学校(前の釜石南高)に出かけました。

 授業研究会は2年生の読解授業のものに参加しましたが、「こういう活動は、中学校では普通に行われていることですが・・・」という発言が何度か聞かれ、身が引き締まる思いがしました。

 待ちに待った田尻先生の「『発信力』を育成するための4技能を統合した授業作り」と題した講演、すごく感動しました。まずは大声でテンポが良く、ぐいぐい引き込まれる話術に舌を巻きました。

 著作権の関係で録音が不可能だったのが残念ですが、英語授業でよく行われるクリスクロスが実は英語が不得意な生徒を目立たせてしまう活動であるとか、一人ずつ指名されるプレッシャーによって英語が嫌いになる生徒がいるとか、リーディング教材をオーラルイントロダクションで始めるのはおかしい(リーディングなのだから音声をはさむべきではない)とか、生徒の「できた!」という顔を見て「この仕事で良かった」と思えるのが本当の教師であるとか、やる気を出させる予習のさせ方とか、チャレンジ精神を生かした言語活動とか、スラッシュリーディングの和訳への生かし方とか、授業テクニックの紹介も満載で、ものすごく勉強になりました。中学校の先生方にも聞いて欲しかったと、心から思いました。

 元は島根県の公立中学校の英語教師だったということですが、その頃からすごい先生だったのだろうと思いました。


24日(木) 夏至の頃の日の出 〜 ついに聞いた!うれしい一言

 21日に夏至を迎えました。3日後の今日、日の出の写真撮影に成功。山から出たばかりの太陽を6:33に撮影したものです(左下の三角形の物体は釜津田中の校舎の一部)。これから、10:30過ぎに太陽が昇る冬至に向かって、だんだんに太陽が低くなっていきます。

 今日の3年生の授業は、Speaking Plus 1「コンサートに行こう」でした。Speaking PlusやLet's Chatのような会話の単元は、「外国に行った日本人が困る場面に出くわしたときの如く英語を話させてなんぼ」の単元だと思っているので、新出単語と基本表現の導入の後は、「英語でなんて言うだろう?」と生徒たちの発言を次々と板書して会話を完成させる活動をします。今日は4人の生徒たちが非常にいいアイディアを出し、教科書以上の素敵な英語表現も飛び出しました。にこにこしながら「ああ、つかれたー!」と、授業後の男子生徒のつぶやき、50分間一生懸命頭を使った証拠です。20年以上授業をやって、初めてこのうれしい言葉をしっかりと耳にしました。


21日(月) 花壇への花植え

 5・6校時に花いっぱい運動の花植えをすることになっていましたが、昼休みに降り始めた雨が激しくなったので、30分遅れて開始。生徒7人と先生方4人で500本ほどの花苗を植え終わる頃、また雨が降り始めました。時間的には邪魔な雨でしたが、実質的には最初の雨で土が軟らかくなり、作業後の雨で水やりの必要がなくなりました。「ものは考えようだ」という言葉を、今日は心から実感しました。


20日(日) 久しぶりの雷

 昨日は校舎の太陽光発電装置工事の一部として、午後3時間ほどの停電があったため、北上に戻ることができませんでした。よって、ホームページの更新作業をしたり、食料品の買い出しに出かけたりしました。

 朝6時、突然消防車がサイレンを鳴らして走っていったので、「こんな早朝に火事か?」と思いましたが、すぐに今日は消防演習があったことを思い出しました。午前中、だんだん空が暗くなったと思ったら、急に雷が鳴り出しました。そして激しい雨がけっこう長く続きました。


16日(水) 先読み

 昨日は、午前中に人権擁護委員の訪問と在学生少年指導員の訪問が続き、昼食後に教育振興運動協議会の事務局長会議に出かけ、終わるやいなや学校に戻って夜のPTA役員会の準備〜進行をしました。(いつものことながら)仕事の先読みが甘く、役員会の資料作成が遅れてしまったために開催前はバタバタしてしまいました。

 昨夜はALTとのTT指導案が書けなかったので、今朝はその仕事からスタート。いつも通り1校時目に打合せ、2〜4校時に授業、午後はまた会議と研修会のため、夜まで岩泉。

 せめて、明日の事務共同実施(扶養手当と通勤手当の確認)とあさっての職員会議資料の準備ができていてよかった、と思うことにしよう。


14日(月) サッカーのワールドカップ 〜 はやぶさ帰還

 先週末からサッカーのワールドカップが、南アフリカ共和国で始まりました。今晩11時からNHKでの中継となります。寝不足の季節が訪れた感じです。

 また、小惑星探査機はやぶさが無事、地球に帰還したとのこと。次々と起こった燃料漏れやらエンジン故障やらの苦難を代替え機能で乗り越え、60億kmもの宇宙旅行の末、予定より3年も遅れながらも最終的には見事に回収につなげたという快挙、JAXAの皆さんの頑張りには頭が下がります。


12日(土) 下北地区中総体

 岩手県内の他の地区より1週間ほど早いそうですが、下閉伊北地区の中学校総合体育大会が開催されました。卓球部しかない本校、当然生徒も先生たちも卓球会場に集合です。

 男子は地区に大きな学校があるので上位には残れませんでしたが、3年生はもちろん、卓球を始めてたった2ヶ月の1年生もけっこうすばらしい活躍をしました。女子は3年生が新人戦に引き続き優勝・準優勝を収め、7月の県大会出場@花巻市を決めました。


10日(木) 釜津田の子供たちに教えてもらったこと

 今日は大川小で検診があったので、学校に戻るのが遅れるのを見越して、3校時目の3年生の授業を選択英語に切り替えました。本校の3年生の選択英語、今年は新研究をじっくりと取り組ませることにしていますが、学校に戻ってから4人の3年生が問題を解いているのを見て、ふと感じました。

 あれ? いつの間にこんなに英語が書けるようになったんだ?

 昨年とは比べものにならない速さと正確さですらすらと英語を書いている姿を見て、予習の単語調べに加えて教科書の本文視写をやらせていること、自主的なワーク提出を強く勧めていること、新研究のやり方をきちんと説明してそれぞれのペースでバリバリ進めさせていること、中総体直前でも容赦せずいつも通り課題を出すことなど、今までやったことのない厳しい指導が、じわじわと効果を発揮しているのではないかと思うに至りました。

 英語教師になってからこれまで、「英語が好きだから勉強を頑張り、英語ができるようになる」という信念でやってきました。しかし、必死に私の厳しさについてきて実力をつけ、自信をつけ始めている生徒たちを見て、実は「英語ができるようになると英語が好きになる」というのは真実かもしれないと思えてきました。なんか、すごく貴重なことを教わったように感じています。


9日(水) 壮行式

 いつも通り、応援する側の生徒がいない壮行式、今年も男女のエール交換に続き、先生方からのエールが送られました。やっぱりいつも通り最初は照れくさいのですが、生徒たちの健闘を祈って私も大声でエールを送りました。あ、たまに写真撮りながらですが...。


7日(月) 授業に集中できない一日

 今日は1・3・5校時の授業があったのですが、あまり集中できませんでした。

 原因として、土曜日に起こったらしい3時間半の停電のせいで学校全体のサーバーが落ち、持てる(しかし拙い)知識を総動員してあらゆる処置をしてもどうにもならず、前の管理者に電話したり、管理会社に電話をしたりして、やっとプリントアウトやネット接続ができたのは夕方でした。こういう日に限って住宅のガス漏れ点検(30分以上かかった)があったり、説明を要する業者さんが来たりするのです。

 「あっという間に勤務時間が終わってしまった」と思える一日でした。


6日(日) 口蹄疫の影響はここにも 〜 フローライトの使い初め

 宮崎県で猛威をふるっている豚や牛の病気の口蹄疫、岩手でもきちんと警戒しているようです。その影響から、櫃取湿原も立ち入り禁止となってしまっていました。

 先週末、注文していたフラットナーレデューサー等の部品がそろったため、最近入手したタカハシのSKY90(9cmフローライト屈折鏡)の使い初めをしてみました。R200SSよりはずっとコンパクトな本体のため安定性も高く、焦点距離もR200SSの半分なので、その分ガイドミスが減ることが期待できます。

 春のお決まりのNGC4565、先日撮影したおとめ座局部小宇宙群のアップ、初チャレンジのM97(ふくろう星雲)とM108などを撮影してみました。フローライトは気温の変化によりピントが変わるというので要注意ですが、星像はやっぱりピカイチです(M97とM108が写っている写真右はトリミングしてあります)。


5日(土) 夏屋...夢のような風景

 雪がなくなったら通ってみたいと思っていた夏屋〜和井内に抜ける道路に入ってみました。すごい山道をどんどん登り、旧川井村と宮古市の堺付近の頂上で、夢のような雄大な光景を楽しむことができました。あの広さを写真で表現できないのが残念。

 旧宮古市に入ると崖崩れがけっこうあり、パンクしないようにそろそろと走りました。25kmほど走ったところで急に道路が舗装になったと思ったら、突然、老人福祉施設が現れました。1時間以上経過して、やっと人里に下りてきた心境でした。結局、この山道は30km以上もありました。


2日(水) 瞬間パニック 〜 鳩山総理、やめちゃった...

 今日はALTの訪問日。1時間目の途中から来校したのですぐに打合せ。2校時目3年生、3校時目2年生、4校時目1年生の3連チャン授業でした。午後の副校長会研修会の準備をし、出発しようとする直前に「液晶プロジェクタの色がおかしい」という問題発生。あーでもないこーでもないとやっているうちにしっかり遅刻と相成りました。

 研修が終わり、夕食を取りに入った食堂のテレビで、鳩山首相が辞任したことを知りました。確かに総理大臣になった瞬間から次から次へと難問にぶつかり、夜も眠れないような心境だったろうと思いますが、今やめちゃっていいのかな?

 夜も研修があり、ある校長先生の熱い話を拝聴しました。


1日(火) 出張が多いと辛い小規模校

 5月後半から免許外研修(3名、2日間)だの、教職経験者5年研修(2日間)だの、新任教務主任研修(2日間)だの大きな出張が立て続けにあったため、授業を担当している5名のスタッフのうち2名がいない状態が断続的に発生しました。すると、3名で3つの学年の授業を担当することとなり、その結果1日中空き時間なしだったり(もちろん私も例外ではない)、英語の授業が2時間あったりしました。文書の受付〜回覧の作業が遅れたり、報告物を忘れたり、授業に行くのが遅れたりのミスが続いています。これは非常にまずい。

 でも、おかげで授業の進度は結構進んでいて、各学年ともUnit 3を走っています。


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