2004.10

2004年11月


30日(火) 暖かい冬? 〜 テストが作れないもどかしさ

 今月初めのころは「寒い寒い」を連発していたのですが、11月が終わってみると、ずいぶん暖かい日々だったようです。雪の方も、日曜日の夕方に山形村に向かう途中の葛巻町〜平庭高原でちょっとした吹雪には遭いましたが、結局のところ根雪になるものではありませんでした。もしかして、今年の冬は暖冬かなあ。

 それにしてもテスト作成がはかどりません。なんといっても明日の教務主任研修会に持参する「学習定着度状況調査の事後取り組み」のレポートと、あさっての職員会議資料(冬休み〜1月計画)を最優先で進めなければならないからです。後者はまあ自分で執筆できるからいいのですが、前者の方は他の先生方の取り組み状況も合わせて書かなければならないので、どうしても時間がかかるのです。こうして、テスト作成は後回しになっていきます。どうして私はこうも段取りが悪いのかなあ。(泣) 自滅モード。


29日(月) 後期生徒総会

 午後から、前期の生徒会活動反省と、後期の活動計画を審議する生徒総会がありました。全校生徒96人の小さな学校であるという長所を生かし、寒さを避けるために3階ホールで、マイクなしで会は進んでいきました。各学級ともかなり時間をかけてじっくり議案審議をしてきたらしく、終わってみると質問総数27、意見総数21という活発な討議がなされたのでした。提案者の答弁内容に満足せず、追っかけ質問をたたみかけるというすばらしい光景も見られました。後期執行部の活躍が期待されます。


23日(火) 勤労感謝の日...いいえ、勤労の日

 今日は祝日でしたが、期末テストや出張の際のレポート作成があったので、学校に出て行って終日仕事をしました。さすがに授業がないと仕事ははかどりました。3年生の分の期末テストは完成しました。


22日(月) 産休代用教員が着任 〜 ニュージーランド海外派遣生学習会

 お子さんの出産のため産休をとられるS先生のピンチヒッターとして、今日、K先生が着任しました。それを歓迎する行事として、朝、歓迎会が開かれました。これからのご活躍が楽しみです。

 山形村から8人の中高生が派遣される海外派遣のため、学習会が行われています。久慈高校山形校のI先生、霜畑中学校のK先生、そして私の3人が講師ですが、今日は私の番でした。「日本の紹介、いろいろな形容詞」をテーマにすることが決まっていたのですが、先週から「何をやろうか」とずっと悩んでいました。

 まずは「日本の紹介」ということで、国土、人口、言語、交通、文化面(お風呂、食事、正月、食べ物、伝統)などをどのように英語で表現するかの演習をしました。次に、各自に書かせた自己紹介のメモ(ニックネーム、年齢、生年月日、家族構成、趣味など)をもとにQ&Aをしました。

 内容が多すぎたため、ここまでで予定の1時間半を使い切ってしまいました。せっかく形容詞を使ったゲームを準備していたのに、残念!


16日(火) 土星の写真にチャレンジ!

 いい天気だったので、夜10時過ぎに望遠鏡を引っぱり出し、土星の写真を撮影してみました。20cmF9のバイザック鏡をセットし、LV-25mmとLV-5mmを使ってデジカメ(Optio555)でコリメート撮影をしてみました。まだ土星の高度が十分ではなかったし、シンチレーション(空気の揺らぎ)もよくはありませんでしたが、どれだけ写るか実験してみました。

 結論。あの条件にしてはけっこうよく写ったかなあと思っています。下の写真をクリックすると、大きな写真のウィンドウが開きます。

写真データ 2004.11.16  23:47 岩手県山形村川井 20cmF9VISAC+LV5mm+Optio555によるコリメート法
f=67,500mm F70 1秒露出 ISO400 ビクセンGP赤道儀にて自動ガイド


13日(土) 久慈地区PTA研究大会〜岩手大学天文部30周年

 昨日はいつもとちがって北上には戻りませんでした。今日、山形村で開かれたPTA研究大会で、補助員としての仕事があったからです。私の仕事は、発表者の方々のビデオを上演したりパワーポイントのコマめくりという小さなものでしたが、本校のH教頭先生の偉大さを感じた一日でした。100人以上のスタッフを取り仕切っていて、とてもかっこよかったと思います。

 研究大会での自分の仕事を終え、すぐさま盛岡市のあるホテルに向かいました。20年以上前に卒業した岩手大天文部の記念行事があったからです。2次会が始まるちょうど午後7時に到着しました。中に入るやいなや「まるば〜!」(=天文部時代の、私のニックネーム)と同級生の小原君・佐々木君・真田君が声をかけてくれました(うれしかった〜!)。また、先輩の小林さん・今井さん・本田さん・外崎さん・斉藤先生・堀野さんや、後輩の横山君・上西夫妻・鈴木君・工藤君・和賀夫妻・吉田君・佐藤君など、たくさんの人の懐かしい顔を拝見することができ、気分だけはすっかり大学生気分に戻ることができました。今はなき上田通りのポパイのマスターご夫妻を含め、現役の天文部員まで、2次会にもかかわらず100人ぐらいはいたかなぁ。

 特に、現役時代から天体写真撮影で腕を競っていた(そしていつも負けていた)小原君に、天体写真についてたくさん教えていただきました。なんと、彼は50cmの望遠鏡を自由に使えるとのこと。僕? たった20cmのバイザックですけど何か?

 無断で写真を載せちゃいましたが、肖像権とか面倒くさいことはこの際水に流していただければ...。


12日(金) 小中学校文化活動交流会

 北上市で小学校・中学校の音楽会があったように、山形村では村内の7つの小学校と2つの中学校が集まって、合唱や器楽演奏、太鼓などの発表会があります。本校では3時間目から合唱の全校リハーサルを行い、早めに給食を食べて徒歩で「おらほーる」に移動しました。

 小学校ではとても小さな学校が多い(一番小さなところは全校生徒が3人!)のですが、よく工夫された、オリジナリティあふれる発表が見られました。本校の全校生徒は最後の発表でしたが、100人足らずの生徒がものすごく大所帯に見えました。りっぱな合唱を聴かせてくれました。


10日(水) 晴れているけど薄曇り

 少しずつ寒くなってきていて、望遠鏡を出すのがおっくうになっているのに加え、どうもここ数日間は晴れているのに何となくすっきりした星空になりません。20cmの望遠鏡(ビクセンのVC200L)を入手したのはいいのですが、これは焦点距離が長すぎて(1,800mm)40mmのアイピースを用いても72倍にもなってしまいます。眼使用のレデューサーを買おうかどうか、迷っているところ。


8日(月) 第2回環境整備活動〜海外派遣生の学習会

 午後から、今年度第2回目の環境整備活動(全校生徒による、村内全域のゴミ拾い)がありました。私が引率したグループは、夕方にある学習会に参加する予定の、海外派遣生6名でした。N先生が割り当ててくれた場所は、繋地区に向かう道路付近の旧道。自動車が入れない場所だったので、歩いて活動しました。前回の場所よりゴミが少なく、周囲には見たことのない滝などきれいな景色があったのでけっこう楽しんでしまいました。

 山形村では、毎年8名ほどの中高生をニュージーランドに派遣し、ホームスティをさせているそうです。今年度も選抜された本校生徒6名、霜畑中生1名、久慈高校山形分校生1名の合計8名が選ばれ、今日の午後から第1回目の学習会がありました。私も3回目の学習会の講師をすることになっているので、今日はその様子を見学するべく参加してみました。

 第1回目の講師、山高のI先生は自己紹介のしかた、コミュニケーションの取り方などを巧みに学ばせていました。後半はニュージーランド出身のALTを迎え、ニュージーランド特有の言い回しで会話を楽しんだ後、ビデオを用いてその国の様子を紹介していました。


5日(金) 一路、宿戸中へ

 山形村から久慈市を経て約50kmほど行ったところに、種市町というところがあります。今日は午後からそちらの宿戸中という学校で英語の研究授業を見てきました。宿戸中では、International Room(国際ルーム)という特別な教室でいつも英語の授業をしているのだとか。中に入るやいなや、ラジカセなど英語の授業に使うものはもちろん、壁一面にあちこちの国の地図やら、世界各地の時刻を刻んでいる時計やら通貨やら、前置詞を図で示したものやら、(時期的に)ハロウィンのカボチャの模型やら、一歩足を踏み入れただけで英語の世界がそこに広がっていました。

 授業のゴールはThere is/are 〜.を使ったダイアログをペアで作成し、みんなの前で発表するというものでした。活動のレベルとしてはかなり高かったと思いますが、授業者のT先生とALT(週2回の訪問だそうです)とのダイアログを参考にして、生徒たちは一生懸命取り組んでいました。

 授業後、来年11月に久慈地区で開催されるという岩手県英語教育研究会の準備会が開催されました。1コマの授業時間の中で、2つの授業を同時に公開するということから、大きめの学校での開催となりそうな雰囲気でした(決定は後日)。「岩手県北の英語教育」というサイトを一生懸命PRしてきました。小さい学校がほとんどで、大半が1校に英語の先生が1人しかいないというこの地区、やっぱり横のつながりが大切だと思うのです(と感じているのは自分だけかなあ?)。


4日(木) みんながんばってるんだね...

 夜,上野中で担任をした生徒からうれしいメールが届きました。駅伝をするために選んだ高校で、朝早くから練習だらけという厳しい高校生活を送っているとのこと。それでも、1年生ながらなかなかの実力を発揮しているようです。本校の3年生にも、たまにこの卒業生の話をして聞かせます。(強烈にやりたいことがあればの話ではありますが)やっぱり、高校や大学は「将来、やりたいことを最優先」にして選ぶべきだと思います。

 Yさん、毎日の苦しさはありますが、それを楽しいと思って(無理かなあ?)充実した高校生活を送っていくよう、心から応援しています。


2004.10

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