Sorry, but only in Japanese....

2004.9

2004年10月


31日(日) 10月最後の日

 10月もいよいよ最終日になりました。先週はとても寒い日が続き、山形村ではどうやら初雪も舞ったようでしたが、週末はとても暖かくなりました。21:20現在の気温、15℃です。

 同僚の先生がつけているのを見て、昨日、リモコンエンジンスターターを買いました。車の暖機運転をするのに、どうしても住宅の鍵と車の鍵をバラバラにしなければならず、そのうちどちらかを紛失するおそれがあるからです。暖かい日はあまり感じませんが、これから雪が降る時期になるときっと重宝すると思います。


27日(水) 地区英語暗唱大会

 文化祭のかなり前から取り組んでいた大会が、今日開催されました。久慈市のアンバーホールで、中学生は21人、高校生は17人の参加でした。私の中学校から2人参加したうち、1人は優勝してしまいました。文化祭後の代休2日間での、2人の生徒の上達の速さはもちろん、入賞したのは非常にびっくりしました(教え方がいいというのもある...ということにしておこう)。自分なりに採点らしきことをしていたのですが、どうやら(暗唱大会ではあっても)English 40点、Delivery 30点、Memorization 30点のうち、発音や暗記不十分で減点されることよりも感情を込めて読む(Delivery)で差がついたような気がしました。来年は全文を訳し、感情を込めて読む速さや声の上下、身振り手振り、アイコンタクトなどに気をつけて指導していこうと思います。


26日(火) 摂氏2度!?

 山形村に戻る途中、平庭高原のてっぺん(標高743m)の温度計が摂氏2度を指していました。道路には落ち葉が散らばり、白樺の白い幹が目立つようになってきました。夜はみぞれが降り、車のフロントガラスにシャーベット状のみぞれが薄くつもりました。冬はもうすぐです。


24日(日) 文化祭当日

 ついに終わりました、文化祭。山形中で初めての文化祭だったのでどんな様子なのかが分からず、授業の進度やら作品の完成やら、果ては仕事分担まで先生方にかなりの迷惑をかけてしまったことを反省しています。来年度はもう少しやりやすい計画にすることを宣言します!(保証はないが...) 

 文化祭そのものは、展示もステージ発表もりっぱでした。開祭セレモニーでかっこよく始まり、総合的な学習の発表、英語暗唱、私の主張、白樺学級の暗唱、午後からはバザー、合唱祭、そしてキャンドルを使ってとても感動的だった閉祭セレモニーで幕を閉じました。特に「〜は〜分以内で」というステージ発表の時間は徹底されたようで、私が立てたプログラムのスケジュールよりもずっと早く内容が進んでしまい、ところどころに休憩を入れる必要があるほどでした。終わってからの後かたづけも予想よりずっと早く終わり、スクールバスの出発時刻4:40まで生徒たちはちょっと暇だったかもしれません。


23日(土) 新潟県で震度6強の地震

 明日の文化祭の準備が終わり、執行部の生徒の最後の作業を待っている最中、ニュースが飛び込んできました。新潟県の真ん中あたりで震度6級の地震が連続して起こっているとのことでした。なんでも、新幹線が開業以来初めて脱線したとのこと。台風も何個か連続して通過し、つい先日も台風23号が通過したばかり。立場上、ボランティア休暇を取って駆けつけるわけにもいかず(その勇気もありませんが)、ただただ当地の人々の安全を祈るばかりです。テレビでは全チャンネルで、そのニュースを流しっぱなしです。


20日(水) 天体写真撮影システム完成?

 CATという中古望遠鏡の販売店から、ビクセン用の3.7kgバランスウェイトが届いたので、いよいよ一番の目的であった天体写真撮影システムを組み上げることができました。下の写真、できばえはいかにも立派な感じではありますが、特注のアルミプレートをはじめ、ミザール15cm反射鏡、タカハシ6.5cmガイド鏡とそれが乗っている微動装置、ビクセンガイドアダプタGA-3、ミザールカメラアダプタなど、すべてを含めると軽く10kgを超えているような気がします。その証拠に、3.7kgのバランスウェイトを2個、1.9kgのバランスウェイトを1個、合計9.3kgのバランスウェイトをシャフトの端っこまで移動させたのに、一眼レフのカメラを載せるとバランスが合わない感じです。GP赤道儀では役不足なのかなあ。やっぱりタカハシの中型赤道儀じゃないとだめなのかなあ。


18日(月) 海外派遣候補生の面接

 北上市ではやめてしまってがっかりしていましたが、山形村では今でも毎年数名の中高生をニュージーランドに行かせる制度が続いています(久慈市と合併したら、やっぱりやめてしまうのかなあ?)。今日は、その選考会がありました。午後1時に、参加を希望した合計12名の生徒が「おらほーる」という場所に集まり、作文、英会話の面接、そして日本語での面接を受けました。

 私も2人の日本人の英語教師と1人のALTとで面接官となりましたが、本校から参加した生徒たちはいつになく緊張した様子でした。まちがいなく4人は落とされることを知っていたので、ものすごいプレッシャーを受けていたのだと思います。"What school do you go to ?"(どこの学校に通っていますか?)という質問に"I go to 〜 junior high school."(〜中学校に通っています)と答えられた中学生はいませんでした。Why 〜 ?に答える"Because 〜."のような未習内容があったこともさることながら、どの生徒も「なんとしても自分の言いたいことを通じさせたい」という意欲が今ひとつ、見られなかったのが残念です。もっともっと授業を磨かなければならない、と自己反省した面接となりました。


17日(日) 再び、明神岳

 夜、久しぶりに明神岳に登りました(といっても車で)。とてもよく晴れていて、天の川がくっきりと見えました。しかし、ずっと前から感じていたように、「何となく周囲が明るい」ことをここでも感じました。特に北の方には二戸市?の市街光、東の方には久慈市?の市街光が見えてしまうのです。大学の天文部にいたとき川井村の区界高原で合宿をした際に感動した、「星の見えるところまでは空、星の見えないところは地面」という完璧な暗さにはまだ出会っていません。とりあえず、デジカメで夏の大三角とカシオペア座は撮影して山を下りました。


14日(木) 部分日食観望会

 数日前からひそかに準備していた部分日食、朝から快晴でしっかり観望することができました。山形村では3時間目の授業が始まる頃から欠け始め、3・4時間目の間に最大(食分は約0.3)、4時間目の終わりごろ日食も終了という状況だったので、朝から学校の中庭に準備したタカハシ6.5cm屈折望遠鏡をGP赤道儀に載せ、スイッチ一つで自動追尾ができるように設置しました。

 日食が始まったので、先生方や白樺学級の生徒たちにピンホールによる投影、屈折鏡+Or25mmで投影した映像で見せました。食分が最大になる頃、理科の授業の前半を終えた2年生がのぞきに来たので、天体用サングラスをつけてのぞかせました。3時間目が終わった頃には1年生が、続いて3年生が出てきました。各学年1学級しかない(全校生徒でも100人足らず)ので、全員に望遠鏡をのぞかせるのは余裕でした。私自身も投影像をデジカメで撮影しました。

 望遠鏡をのぞいた瞬間、大声で「きれい!」とか「本当に欠けてる〜! ねえ見てみて!」と叫ぶ生徒たちを見るのは、星好きにとってとても幸せな瞬間でした。そのうち切れ切れの雲がかかってきたので、肉眼でも欠けた太陽の姿を確認することができました。


13日(水) デジカメによる天体写真は難しい...

 昼から快晴の今日、やはり夜も快晴のままだったのでさっさと帰宅し、天体写真撮影の準備を始めました。今日もお出かけはせず、住宅前で、タカハシの6.5cmセミアポレンズでの撮影を計画していました。まずは赤道儀の極軸合わせ。GP赤道儀の説明書がないので、まずは適当に合わせ、あとはガイドアイピースで星を見ながらガイドのずれを参考にして修正しました。ほぼ完璧に合わせるのに一時間。

 次はデジカメのピント合わせ。明るい恒星を視野に入れ、液晶ファインダでピント合わせをしました。ピントを精密に合わせるために「ここかな」と思うところまでドローチューブで合わせ、撮影した星像を見て判断するという作業に1時間。

 撮影を開始したものの、今度は撮影天体のセンタリングに苦労しました。なんと言っても住宅前には明るい街灯があり、付近の住宅の光もあってほとんど天体が見えないのです。よって、これも撮影した画像を見ながら位置を修正する方法になりました。これらの問題を回避するためには、やっぱり一眼レフのデジカメが便利なんだろうな、と思っていました。

 さらには知らないうちに夜露でレンズが曇ってしまうという事態も頻繁に発生し、延べ3時間半もかけて撮影に成功したのは数コマでした。まあ、こんなもんですかね。


9日(土) 今度は台風22号かい?

 せっかくの三連休、初日は台風22号が関東方面を直撃したとのことで、その影響でぐずぐずした天候でした。けれども、どうやら明日には去ってくれそうなので、お出かけになるかもしれませんね。日本に上陸した台風の数、これまでの最多記録は6個だったのに、今年はもう22号で9個目だとのこと。イチローのメジャーリーグ最多安打記録はうれしかったけれど、台風は全然うれしくありません。


8日(金) 学習到達度状況調査

 昨年から始まった調査(生徒にとってはテストに感じたかな?)が、今日行われました。教育委員会などから調査用紙が届いてから、受領連絡やら削除問題の連絡やら実施の手順やら試験監督の割り当てやら採点業務やら、けっこう手間がかかりました。しかし、実施してしまったのであとは結果の入力〜報告で一応は終了です。報告が終われば県の方で分析作業が行われ、「ここが低いので気をつけて指導をするように」という通知が届くことになるわけです。


6日(水) 台風が去ったので、さっそく写真撮影

 久しぶりに透き通るような星空となりました。アルミプレートのおかげでどの鏡筒でも自動ガイドが使えるようになったので、さっそく15cm反射鏡の能力を試してみることとしました。ビクセンのLV25mmというデジカメでのコリメート法に適しているというアイピースを使い、Optio555のズームを最少(7.8mm)にし、35mmフィルム換算でf=1,125mm F1.6という光学系(デジカメ写真では、小さなCCDとレンズの関係でこんな明るさになります)を使ったところ、ISO400相当の感度にて15秒露出でアンドロメダ星雲やhχ二重星団(NGC869/886)を写し出すことができました。

 ただ、思ったよりも苦労したのはピントでした。センタリングはファインダーの十字線で予想よりはうまくいったものの、ピントは「まず写してから再生モードで拡大して確かめてみる」のくり返しでした。Optio555の液晶ファインダーはとても小さいので、ピントが合っているかどうかが判断できないのです。


5日(火) 採点終了! 〜 最初から頼めばよかった

 テスト作りは苦しみましたが、採点作業は短期集中でやったため、予想よりはずっと楽に終わりました。上野中では普通に4クラス分の採点を行っていたのですが、たったの1クラス分ずつなのになぜこんなに辛いのかなあ? 多分、大体の答えを暗記し終わったところ(20〜30人分)で採点が終了してしまうからだろうと思っています。

 昨日の日記に書いたように、技術のS先生にお願いして、アルミプレートの穴を7mmから8mmに大きくしてもらいました。プロの道具を使っての作業なので当然ではありますが、最初から頼めばよかった! 京都の業者さんでは、(仕上がりはとてもきれいでしたが)穴を一つ開けるのに200円かかったのでした。家に持ち帰り、いよいよGP赤道儀に取り付け、15cm反射鏡筒と6.5cm屈折鏡筒を同架してみました。見事に重すぎて、1.8kgと3.7kgのバランスウェイトでは明らかにバランスが不足していました。テレビでは、また大雨が予報されています。早く晴れてくれないかなあ...。


4日(月) 中間テスト終了...

 今朝は7時頃出勤し、先生方が出勤してくる前にテスト問題の印刷を終えました。そして3時間目でめでたく本番を迎えることができました。次のテストからはもう少し計画的に取り組んでいかないといけませんね。はあ、今度は丸つけだなあ...。テストが終わるやいなや、生徒たちは文化祭モードに突入したようです。合唱練習もますます熱が入り、リーダーたちの動きもあわただしくなってきました。

 テストが終わったから言うのも何ですが、どうも最近、特に台風21号が去ってからはパッとした夜空を拝んでいません。せっかくアルミプレートも届いたのになあ...といっても、タカハシの赤道儀に取り付ける穴のサイズを間違え、残念ながらプレート経由でGP赤道気に取り付けることがまだできていません。技術のS先生にお願いして、ちょっと穴を大きくしてもらわなくっちゃ。


3日(日) 北上市の工業まつり 〜 中間テスト作成は地獄

 昨日、今日と北上市の総合体育館で「工業まつり」(だったかな?)が開催されていました。小雨の中、出かけてみたところ、なんと駐車場に入りきらずに第3駐車場に回されるほどの込みようでした。ははあ、雨のせいで家族連れが集中したな、自分たちもそうだけど。大ホールでは、「クリーンエネルギーフェスタ」ということで、化石燃料を使わないエネルギーに関する展示(ハイブリッドカー、風力発電など数え切れないほど)や催し物が開かれていました。小ホールでは、「匠の技」と題して、北上市内に存在するあちこちの工場からの試作品・製品などの展示やデモンストレーションが行われていました。家族で行った目的は、大ホールで行われた「金色のガッシュベルショー」と、黒沢尻北小学校の吹奏楽部の円増を見ることでした。土曜日に行けば上野中の「上野原頭太鼓」が見られたはずですが、都合が悪くて行けませんでした。

 新人戦のあたりから本格的に作成を始めた中間テストでしたが、時間割作成やら学習達成度状況調査の準備やらで、結局遅れがちになってしまいました。何日か前に、「9日間で3学年分だから、3日で1つずつ作ればいいな」と思っていたものが、1年生分は木曜日に大体完了、2年生分は金曜日にぎりぎり完了、そして3年生は「北上へお持ち帰り!」となってしまいました。当然、北上では仕事などろくに落ち着いてできるはずもなく(下記の家族サービスほか)、今日の深夜になってやっと3年生分のペーパーテストと、全学年分のリスニングCDが完成しました。明日は、早く出勤して印刷をする予定。もう山形中での定期テストは3回目なのに、いつまでも危ない橋を渡っている自分がいやになります。


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