Sorry, but only in Japanese....

2003.6

2003年7月


31日(木)〜8月1日(金)

 毎年恒例の家族旅行、今年も東京ディズニーランドへ一泊で行ってきました。修学旅行の引率のときは(ガラガラの)ディズニーシーの方に行ったので、20周年アニバーサリーは見逃したと思って悔しく感じていましたが、今回は2デーパスポートを購入して文字どおり「飽きるほど」楽しんできました。記念行事として、ディスニー・ドリームス・オン・パレード(いつものパレードとほぼ似たようなものではある)やら、ギフト・オヴ・ドリームス(キャッスルの前で行われる物語風のショー)やら、ブレイジング・リズム(夜のパレードの前に行われたダンスショー。お客さんも踊れた)やらものすごい企画だらけでした。入場料は約1万円と高いものの、乗り物には乗り放題、遊び放題、スタッフは一人残らず満面の笑顔で客を迎え、パーク内にはゴミ一つなく、あれほど広いパーク内の全施設がものすごく精巧に作られていて、しかもいつでも新品のようになっている、ディズニーリゾートはいつ行っても驚かされます。

 2日目はさすがに飽きてきたので、(修学旅行のガイドさんの話では)日本で3番目に大きいという観覧車に乗るためディズニーランドのある舞浜駅の隣の駅で下車しました。高さは117m、一周するのに17分もかかるという巨大な物で、一番上からはディズニーリゾート(ホテルを含めて)はもちろん、東京タワーまで見渡すことができました。内部には冷房もありました(真夏だったら暑くて17分間も持たないでしょうからね)。でも、3歳以上700円は高い!


28日(月)

 本日から正式に夏期休業が始まりました。教室に行ってみたら、私が書いた「3Aの約束」、その1「死なない」、その2「悪いことをしない」に、誰か(多分生徒)がその3「すてきな恋をする」と書き加え、その下に「アキー怒らないでね」と書いてありました。中学生は、やっぱりかわいいと思います。ただし、先の2つは約束どおり守れよ。

 夏期休業初日は校内研究会でした。本校の先生方に1学期の成績処理の方法と結果を発表してもらいました。4つの(国語だけ5つ)観点別評価、および評定の出し方はほぼ統一されていたように思います。4月の校内研で教務主任にデモンストレーションとして説明していただいた、浅草中学校の「評定副票」はかなり多くの先生方が活用されていました。Excelを使いこなしている先生であれば必要性をあまり感じないのかもしれませんが、とにかく便利です。興味のある先生、台東区立浅草中学校のHPをぜひ一度訪問してみて、ダウンロードして使ってみて下さい(この日記の2003年2月8日のところでも書いています)。


27日(日)

 結局昨日はほぼ一日、体調の優れない娘の面倒を見ていました。夜、今度は息子の宿泊体験があるというので市内の「みちのく民俗村」に行き、江戸時代末期に建設されたという南部曲がり屋に泊まりました。なんと、久しぶりのシュラフ(寝袋)での睡眠でした。小学生もやはり夜はなかなか騒いだりけんかしてばかりいて寝なかったので、引率の方々のお願いで夜の11:30ごろに、伝家の宝刀を使用しました(つまり怒鳴りを入れました)。それからは歩き回ったり騒いだりする者もなく、静かになりました。泊まったのは子供たち(小1〜5)20人ほど、引率者は公民館職員2人、ボーイスカウトのメンバー4人、そして私でした。子供たちが寝静まったあと、いろいろな話をしました。ボーイスカウトについてはあまり知らなかったので、「素朴な質問ですが」と切り出していろいろな(多分失礼だったかもしれない)質問をしました。

 ボーイスカウトというのはイギリスが発祥地で、日本で始めたのは水沢出身の後藤新平なのだそうです。「見返りを求めず、青少年の健全育成のために野外活動を中心とした活動をする」団体なのだそうです。どうりで子供たちの動かし方や指示の出し方から、紐の結び方に至るまで鮮やかだと思いました。

 暑苦しいし、下は木の床なのでほとんど眠れませんでしたが、朝6時に起床して(懐かしの)ラジオ体操につきあいました(第1・第2とも)。その後、サンドイッチの朝食を取って9時過ぎに解散しました。

 そのまま今度はサッカーのジュニアユース大会の試合会場である紫波第三中学校へ向かいました。この日は久しぶりに晴れ、暑いほどでしたが、眠さのせいでずっとボーッとしていました。幸い本校チームは2勝したので、来月2日の決勝トーナメントに駒を進めることとなりました。


26日(土)

 夜中に地震がありました。すると午前7時頃、もっと大きな地震がありました。震源地は宮城県北部、最大震度は6強だったとのこと。どおりでここ北上でもかなりの揺れになりました(報道では震度5弱)。テレビはどのチャンネルもそのニュースでもちきり、特にNHKでは地震のニュースを流しっぱなしにしていました。被災なさった方々は大変だったと思います。心よりお見舞い申し上げます。

 これまでバックアップ用の外付けハードディスクとして、CitiDISKというケースに入れた30GB(IBM製)のものを使用していましたが、オークションで60GBのものをめでたく落札し、30GBのものと入れ替えました。iBookの内容すべて(システムからソフトからデータから全部)に加え、バックアップしてあったデータやソフトすべて入れてもまだ40GB以上の空きがあります。30GBのも60GBのもどちらも流体軸受けなのでものすごく静かではありますが、60GBの方(東芝製)が少しアクセス音が大きい感じがします。オークションにありがちなことではありますが、出品者の梱包が貧弱で、ハードディスクでは細心の注意を払って扱うべきピンが数本曲がって届きました(下の写真)。また、送付先も職場を指定していたのに誰もいない自宅に届き、結局郵便局まで取りに行く羽目になりました。商品の扱いがテキトーな業者も、たまにはあるものなんですね。


24日(木)

 ついに三者面談が終わりました。始まる前の緊張感から考えてみれば、意外にすんなり進んだように思います(せっかくいらしていただいた父母のみなさまが満足なさる内容だったかどうかは別として...)。明日はいよいよ1学期終業式です。

 昨日あたりから娘が風邪を引いているらしく、咳やら嘔吐やら高熱やら家の中がかなり慌ただしいです。今月末には東京に家族で出かける予定ですが、果たして間に合うかな? さらに今年の夏は梅雨明けが遅く、低温の日々が続いています。朝起きて寒暖計を見ると16度を指していたりします。こっちも風邪には気をつけなくちゃ。

 OS9.2.2環境からNorton UtilitiesでOS10.2.6が含まれているディスクを検証したところ、「重大なエラー」がみつかり、その後OS10.2.6環境の調子が悪くなりました。Internet Explorerなどいくつかのソフトのフォントメニューが文字化けしたりしています。やはり、Jaguarを修復するのにはOS Xで立ち上がるSystemWorks 3.0が必要なのでしょうか?


21日(月)

 今日は家族サービスの日でした。北上は小雨が降り出していたので、盛岡市動物公園に行きました。今回は「動物を見るため」というよりは子供向けのアスレチック広場で遊ばせようと思って訪問したのでした。子供たちは1時間ほどかけずり回り、ソフトクリームや焼そばやたこ焼きを食べて、今度は盛岡市こども科学館へ向かいました。ちょうど動物公園を出た時に、盛岡でも雨が降り出しました。セーフです。科学館では体験室で1時間ほど遊ばせ、14:20からのプラネタリウム投影を見ました。火星が近づいているということで、その特集やクイズをやっていました。プラネタリウムを見ていて、私が何より楽しいと思うことは、係の人がランダムに星空を動かす時に南の星空(南十字星や大小マゼラン雲など)が見られるということです。もちろん本物ではありませんが、一瞬でも南半球の国に旅行した気分になれるというのはワクワクします。昨日なんか、オリオン座が逆立ちしていました。


20日(日)

 県中総体二日目。午前中から本校のバスケット部男女の試合があるというので、水沢まで出かけました。トレーニング中の女子部員が「アキー!」と声をかけてくれました。何人かの本教職員も来ているとのこと。デジカメを構え、男子2回戦(64-41で一関中に勝ち)、女子2回戦(19-28で水沢中に負け)、そして男子3回戦(70-38で江刺一中に勝ち)の3試合を60コマほど激写しました。男子の方は調子が良かったのですが、女子は今ひとつ波に乗り切れないうちに試合が終わってしまった、という印象を受けました。ところで、水沢総合体育館(Zアリーナ)というのは、東北新幹線の水沢江刺駅の南方にあり、水沢の市街地にあると思って行った人(はーい、僕もでーす!)は、かなり探しまわったのではないかと思います。


19日(土)

 何よりも通知表書きを終えてほっとしました。三連休一日目の今日は、岩手県中学校総合体育大会(略して県中総体)が始まりました。朝から桜の名所である展勝地の野球場にて、ソフトボール会場の駐車場係の仕事がありました。そのうち、開会式が始まったのでのぞいてみたところ、本校のソフトボール部員がプラカード係をやっていました(下の写真)。そうこうしているうちに第1試合が始まり、ついつい見入ってしまいました。中学生のソフトボールといえども、ピッチャーの投げる球速はとても速くて「オレなら打てないな」と思いました。そのあと、バレーボール女子の試合を見に花巻へ行く予定にしていましたが、学校に戻って仕事をしているうちに一日が過ぎてしまいました。その後、本校のバレー女子が敗退したことを知り「行けばよかった!」と思っても後の祭りです。


18日(金)

 三者面談一日目が終了しました。授業が終わり、やっぱり4年ぶりの三者面談を迎えて本格的に緊張しました。しかし、始まってみると15分はかなり短く、あっという間に10組を終えてしまいました。あとは来週の火曜日〜木曜日に、残りの21組を迎えます。


17日(木)

 死にそうに忙しかった今週もやっと最終日となります。明日からいよいよ三者面談です。1学期の様子のこと、夏休みの過ごし方、そして進路などについて、生徒と父母を交えて15分以内で話をする予定です。これまた4年ぶりの面談なので、始まる前から緊張しています。

 今週は専修大学北上高校見学会、地区懇談会、クラスマッチ、創立20周年記念誌委員会および太鼓練習、あるBBSサイトでの「北上市内の小学生23人を殺す」書き込み(これには学校中が結構振り回された迷惑な事件)、そして成績処理〜通信簿書きなど、普通に行われる授業に加えてのいろいろなことが盛りだくさんで、本当に疲れました。徒歩で暑い中を移動して高校見学に行った翌日、クラスマッチでデジカメを持ってあちこちかけずり回った後の、午後7時からの地区懇談会は本当に辛かった。危うく頭痛で休みを取ろうかと思いました。でも、なんとか切り抜けられそうです。


12日(土)

 2月に行ってきた浅草中学校の学校公開にて発表された評価処理表(浅草中では「評価副表」と呼んでいる)の便利さをさかんにPRしたのが功を奏したのか、それを利用して評定を算出した先生が急増しました。項目ごとの重み付けや、観点別のA/B/Cおよび1/2/3/4/5の評定を判断するCutting Pointなどがあらかじめ設定されているため、少し使い方を学べばすぐ成績処理に使いこなせるのでとても便利です。

 今週はとてもうれしいことがありました。3年ほど前に行ったフロリダ州のいろいろな学校の様子を激写してきたデジカメ写真が、東京書籍のホームページ(東書Eネット、URLは http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ )の会員専用ページ(入会金・会費なし)にある、「教科の広場」の「英語」の中に、「アメリカの高等学校・大学」ページとして掲載されることになったのです。会員専用ページから入るのには登録が必要ですが、今のところここから直リンクで行けます。写真の大きさが結構あるので画像サイズも200KBぐらいずつあるため、モデム接続環境ではちょっときついかもしれません。ブロードバンド環境では余裕でしょう。


9日(水)

 昨日は道徳の授業に3日分の新聞を持ち込み、沖縄の座喜味 勉君殺害事件の記事を読んで聞かせ、感想を書かせました。そのニュースを知らなかった生徒がいたことに少し驚きましたが、作文の内容を読んで「一応、ウチのクラスの生徒はまともな考え方をしているな」と感じました。やはり、簡単に人の命を奪うことについては疑問や怒りの言葉が書かれていました。私の道徳の授業と言えば、せいぜい副読本に書かれている内容を読み聞かせるぐらいのものですが、その後の、(実体験を交えた)自分の言葉による「語り」は生徒の道徳観の涵養にちょっぴりだけでも役立っていてほしいな、と思います。

 ちょっときつい言葉になってしまいますが、長期休みに入る前に私が言う決まり文句は「死ぬなよ、悪いことするなよ」です。一番気にしているのは(私のクラスでもあるかもしれない、いじめなどによって)自殺ですが、十代前半の生徒たちにとって人生は始まったばかり。生きていれば苦しいこともあるけれどうれしいこともきっとあるはず。人間はそのうれしいことを期待して毎日を生きているのだと思います。また、交通事故で命を落とすのも、考えてみればつまらないことです。本校の生徒たちの通学の様子を見ていると、「車を運転しているあんたがよければいいじゃないか」という態度そのままに道路を我が物顔に広がって歩いている姿をよく見かけますが、残念ながら車とぶつかって勝ち目はありません。そりゃあ裁判では歩行者優先で勝訴できるでしょうが、痛いのは自分。「半身不随になって一生を生きるかい?」などと言うと、たいていは首を横に振ります。

 そうこうしているうちに、今度は長崎で4歳の男の子を素っ裸にしてビルの屋上から突き落とした犯人が、実は12歳の中学1年生だということが報道されました。両親との3人暮しでおとなしい性格、服装などもキチンとしていて成績優秀、いじめられていたふうでもない。こんな生徒を日常から「危ない生徒なんじゃないか?」とマークすることなんて絶対に不可能。まさに「なんで?」という感じです。犯人側の生徒と同じ年代の生徒たちと毎日を過ごし、自宅に帰れば被害者と同じ年齢の娘がいる私にとって、「これが、これを殺すか?」とものすごく複雑な気持ちにならざるを得ない事件です。


7日(月)

 結局、昨日も職員室で英語のワークチェックと成績処理をしました。ワークの採点方法(範囲を自力でやって丸付けをしたら5、もう少しならば4、半分ぐらいで3、ちょっと手を付けていれば2、提出しただけでも1)を再度説明したのと、「向けてプリント」にワーク提出期限を明記したこと、さらには多分3年生としての自覚(というか成績への恐怖?)が生まれて来たせいか、今までにないくらいの提出率でした。もちろん、そのがんばりを大いにたたえ、「5」ランクで提出した生徒は出さない場合よりも通知表で1〜1.5ぐらい高い評定になるようです。苦労した生徒はその苦労が報われなければなりません。

 苦労した話で思い出しましたが、自分の学級では今回一大キャンペーンを行い、生活記録ノートに学習時間をしっかりつけさせ、私の方でも記録していました。その結果、期末テスト2週間前からカウントを始めて、最も勉強した生徒は1,710分(28時間30分 by M.Y)、2位は1,630分(27時間10分 by I.Y)、3位は1,590分(26時間30分 by S.Y)でした。1位の生徒は、一日平均2時間以上はゆうに勉強したことになります。24時間を超えた生徒は合計6人もいました。各教科の点数の集計が終わったら、前のテストの順位をもとに、今回の学習時間でどれだけ順位が向上したかを計算してみようと思っています。「勉強すれば成績はのびるんだ!」ということを実感させるためです。期待どおりの結果が出るかどうか、楽しみです。


5日(土)

 今日は北上北中にて、サッカーの1年生大会の選手選抜会で一日が終わりました。100人近くいる生徒たちの中から26人を選ぶのは至難の業でしたが、コーチ陣や他校の先生方と意見を出し合いながら最終的に絞り込みました。本校からも4人の選手が選ばれました。

 先月末からテスト作り〜採点業務でなかなか余裕のない日々が続いています。「学級通信を出したい」「学級で七夕をやりたい」など、忙しい時に限ってあれこれやりたいことが湧いてくるものです。この日記も、7月は5日からのスタートになってしまいました...。


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