Sorry, but only in Japanese....

2003.1

2003年2月


2月28日(金)

 昨日の職員会議で、来年度の校内研究について提案しました。絶対評価、基礎・基本の定着などの一般研究に加え、ほぼ毎月(職員会議に含めてですが)、総合的な学習の情報交換をやることにしたために「内容が多すぎるのではないか?」という意見が出されました。年間計画を明示すると内容が具体的になりやすくなり、このような(本気の)意見が出てきます。

 総合的な学習については、「あまりにも多くの時間を生徒任せにし過ぎていて、時間をもてあましてしまう」とか「もっと生徒の力になる運用をしたい」という反省から、内容を大幅に改変しました。

 今日はかなり多くの生徒がインフルエンザに罹患して欠席したことがわかったため、午後の授業をカットせざるを得なくなりました。三年生を送る会の準備で1時間でも惜しいところですが、体調不良では効率も上がりません。日曜日までしっかり休んでもらい、来週に勝負を賭けることになります。


2月27日(木)

 期末テスト返しが終わりました。裏ワザも一部あるのですが、1学期末〜2学期中間〜2学期末、そして今回と着実に平均点が上がっています。生徒にも話したのですが、何よりも「書けるようになった」のが大きい。もちろん、新出単語や重要連語は英文の中で出題し、与えた日本語の出題部分には下線を引き、おまけに書いてほしい単語の1文字目を教える、という「究極の優しさ」での出題となっていますが、スペリングミスがすごく減っているように感じています。原因は2つ考えられます。

 1つは、1年生で既習の単語テスト。likeを「laik」などとローマ字書きする生徒がものすごくたくさんいたので、確認の意味を込めて9月あたりから始めました。301の単語をつづり・発音・意味とともにまとめた冊子を印刷し、生徒自身に製本させました。これを15個ずつに区切り、前の授業で出題範囲を連絡、各授業のはじめに紙を渡し、単語の意味を書かせる分を5問、単語のつづりを書かせる分を5問出題しました。終了後即座に交換して採点させ、回収して点数を記録し、返却するという流れです。そのうち廊下に掲示しようとしてまだできていませんが、決して英語が得意でないと思われた生徒が毎回満点に近い点数をとっているのを見ると、「がんばっているな」とほめてあげたくなりました。

 2つ目は、授業のはじめにやってきたSmall Talk(つまり、日常生活について既習事項を使って行う英会話。今年度はT2(ティームティーチングの2人目の先生)が各クラスに週1回は入ってくれたので、きめ細かな支援ができたといえます(ね、教育委員会さん!)。生徒に記入用紙を渡し、How many people are there in your family ?などの英文を1つ、T2の先生が5回(間をおきながら)言い、書き取らせます。5回言ったところで "Today's question was...." と言いながらその文を板書(生徒は必死で直している)、次に"Now, please write down your answer." と指示すると、生徒は「なんて言い始めればいいの?」とか言いながら"My family is 5. It is father, ...."などと書き始めます。そこで、2人の先生方があっちに呼ばれ、こっちで教えと奮闘すること約15分(My family is 5.はThere are five people in my family.と修正が入る)。時が熟したあたりに"Now, we'll ask you the question, so please answer in English."と言って8〜10人ぐらいに指名し、答えさせます。終わったあたり、「こんなのもあったよ」ということで"My family is 5."というのがあったが、それは「私の家族は数字の5だ」という意味になることとか、"I have five families."は「5つの家族をたらい回しにされている」ということになりかねないことなどを説明します。(それでもテストではこのような答えが返ってきますが) 以上、Small Talkは25分ぐらいはかかります(だから毎回はとてもできない)。


2月26日(水)

 娘がインフルエンザ(今度は香港B型)にかかり、治ってきた頃に私の体温が上がり始め、胃の調子が最悪になりました。給食もほとんど食べられず、体温も最高で37.7度まで上がりましたが、睡眠をたくさんとることで何とか乗り切りました。北上市内の小学校では収まってきたようですが、中学校では罹患者が増えているようです。そういえば、月曜日あたりから2年生各クラスの空席が目立ってきました。

2月23日(日)

 疲れました。午前中は年祝いの準備、午後から宴会となりました。私の田舎同様、地区のいろいろな方々が踊りを練習され、披露していました。また、年男の皆さんも、変装して楽しい踊りを見せてくれました。

 今年度は班長(兼公民館役員 兼分館役員)を、娘の保育園の役員とともにやってきたのですが、来年度は地区自治会の役員を仰せつかることになりました。期限は2年です。早く終えて、「お世話になる身」に戻りたいと願っています。

 来週あたりは人事の情報が入り始めるようです。役員のこともあり、子供たちがまだ小さくて手がかかることもあるので、まだ県北には行けないような気がするのですが、サラリーマンの宿命、「行きなさい」と命令されれば逆らうことはできません(転勤命令に逆らうこと、イコール「クビ」になるようです)。


2月22日(土)

 また一週間さぼってしまいました。やっぱり日記は難しいですね。今日もまたサービス出勤でした。月曜日から期末テストが始まるというのに、今週は準備がほとんどできなかったので、今日一日でやっつけてきました。あとは聞き取りテストを残すのみですが、こうやってあわてて作るときに限ってけっこう大きなミスをしたりします(合計したら100点満点にならなかったなど)。「テストに向けて」プリントは生徒にけっこう好評のようですが、テストを作る側としてもかなり役立つのです。今回も生徒を裏切らないよう、注意深く作ってきました。どれだけ勉強してくるか、楽しみです。

 テスト作りが遅れた一番の原因は、生徒会誌作成です。文章の打ち込みは生徒会誌編集係の生徒にかなり助けてもらいましたが、原稿を出していない生徒がまだ6名いるため、レイアウトを決定できないのです。現在、一番手がかかる「クラブやコンクールなどの記録」の打ち込みをやっています。同時に、印刷〜製本業者4社から見積もりをとっています。B5版60ページ、中に埋め込む写真160コマ、これを450部となると、けっこうな金額になるんです。

 先週、あるクラスの女子が転出するとのことで、あわててそのクラスにE.T.を見せました。S君のナイスアイディアで理科の時間をもらい、2時間ぶっ通しでした。医療用語とか出てくる場面があるので、字幕は日本語でいきましたが、音声だけは英語をしっかり聞かせました。教科書本文に出てくるE.T.のセリフ、“I'll be right here.”もしっかり聞かせることができました。

 職員室に無線LANが導入される見通しだそうです。ご多分に漏れず本校でもWindowsユーザーが多い(というかMacユーザーは私を含めて5人しかいない)のですが、無線LANをするためのカードは「自費で」ということらしいです。「仕事に使うのに、自腹を切らせるのはおかしいんじゃないか?」という声も聞かれますが、3,000円ぐらいはいいのでは? ちなみに、Macユーザーにとっては、ケーブルLANならば、初期のマシンでさえもEthernetスロットが標準装備されているのですが、無線となると9,400円のAirMacカードを買う必要があるようです。また、OS 9以前の人はDAVEなどのソフトがないとWindows主体のLANには入れない可能性さえあります。

 さっき外に出てみたら、また雪が降っていました。今週の暖かさによって「もう春が来たんじゃないか?」とワクワクしていましたが、やっぱり甘い。まだ2月だもんね。明日は地区の年祝い。地区役員の一人として、準備から神事、そして宴会まで一日中ヒマなしになりそうな気配。憂鬱です。


2月15日(土)

 24日から3学期末テストが始まるので、「2年英語3学期末テストに向けて」プリントを作成しに、今日もまた学校に行くことになります。このプリント、「勉強のヤマがしぼれていい」と、けっこう生徒には好評(のよう)です。考えてみれば生徒は都合10科目を勉強するわけですから、本当に大事なところだけを抽出して勉強してもらうのが一番効果的ですからね。

 「日記だから、毎日更新!」を目指してやってきましたが、まさか平日の勤務中にやるわけにもいかず、家に帰れば子供たちの遊び相手となり、夜は添い寝のまま寝てしまうため、なかなか更新は難しいものだとしみじみ感じるこの頃。しかし、10名以上(?)の方が毎日アクセスしてくれているようですので、がんばります。

 英語の教科書、2学年はそろそろ終わりに近づいてきました。New Horizonですが、早い学級では83ページ、遅い学級でも80ページを進んでいます。生徒の中からは「アキーは進むのが早い!」とか言う声も聞こえてきますが、遅れて最後に猛スピードでやられるよりはいいでしょ? 2学期末の反省を生かしているつもりです。教科書が終わったら、単元の中に取り上げられている映画E.T.をDVDで見せることにしています。


2月13日(木)

 生徒会誌の作成を本格化しました。一応の段取りを整えた後、木曜日に編集委員の生徒を集め、提出されたリーダーたちの原稿をコンピュータ室で打ち込んでもらいました。1年生はパソコンの立ち上げ方から教えなければならなかったりしましたが、3年生ともなるとさすがに使い慣れていて、女子のMさんなどは400文字の原稿を5分ぐらいで打ち込んでいました。おかげで、彼女には都合5人分もの原稿を打ち込んでいただきました。感謝の極み。

 今後、複数の印刷業者に見積もりをとってもらい、私がPageMakerで作成したデータで入稿〜印刷〜製本してもらい、卒業式までには完成させる流れとなります。


2月10日(月)

 (4月に本校に入学する予定の)黒沢尻北小学校6年生全員が、体験入学をしにやってきました。授業見学、ということで英語の授業の最中に教室に入ってきましたが、うちの生徒は作業中だったのでちょっと集中を切らしていました。まだまだ甘いな。その後、体育館にて本校の紹介が行われました。教務主任が「上中のホームページは使える!」とのことで(一応、それは最初から作成目的の一つだったんですけど)、液晶プロジェクタを使って紹介しました。ついでですから、そのとき使用した資料を元に、情報を更新しているところです。

2月9日(日)

 先週、接触されて修理に出していた車の修理が、昨日終わりました。さっそく今日は、家族で小岩井農場の雪祭りに出かけてきました。昼前に家を出て、高速道路のサービスエリアで昼食を取り、12:15に給油を終えて出発したところ、ものすごい渋滞に出会いました。そこから33km走って到着したのはなんと、午後3時少し前。ちょうど到着した時にガオレンジャーショーが始まり、娘は大喜びでした。その後、雪像を見たり、そり遊びや迷路、スノーモービルに引かれるそりなどで楽しんできました。

2月8日(土)

 今週は何かと忙しくて、日記の更新ができませんでした。今日は午前中は(昨日録画した)「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」を見てゆっくりしましたが、午後からは娘の保育園の役員会、その後学校で少し仕事(生徒会誌原稿の打ち込み)、終わってから娘の迎えにいき、午後7時からは地区の役員会と、結構忙しい一日でした。

 昨日は私の誕生日でした。もう42歳です(やだな〜、年とるの)。家族でアイスクリームケーキを食べました。なんてったって、"Akii LOVES icecream."は有名な英文なのです。

 やっと浅草中学校の公開で撮影した写真をアップできました。感想については、下の(3日)の記述を見ていただきたいのですが、2番目の写真を見ると、いかにも「町の中に置かれた」学校という感じがしますね。授業の様子の写真は、(肖像権の問題もあるため)あまり生徒の顔が写っていませんが、よく集中している様子がうかがえます。7〜8コマ目は廊下に掲示されていた、名所の案内(総合的な学習?)と、理科新聞です。とてもていねいな掲示物が廊下の随所に張られていました。

 授業が終わり、生徒が下校したあとに研究発表が行われました。「評価のあり方」についての公開研究会だったので、北上のみならず全国の先生方が苦しんでいる疑問に対し、たくさんの答えが示されていたと思います。私自身も悩んでいる疑問について質問しましたが、それについても見事に答えていただきました。下の2〜4コマ目はExcelを使って、一時間ごとの授業記録を入力していけば、観点別評価から評定まで出てしまうという優れものでした。参会者の先生方から「ほしい!」という要望が相次ぎましたので、IT部(そんな分掌があるのです!)の先生が「ホームページにアップします」という回答をしていました。2日後、台東区立浅草中学校のホームページに行ってみたら、もうすでにアップされていました。成績処理でお困りの先生方、ダウンロードする価値があると思います。最後の写真は国立教育政策研究所の工藤先生の講演の様子です。


2月3日(月)

 朝、初めて乗る新幹線「はやて」にて東京へ向かいました。時間的な余裕を十分に見込んだので、受付が始まる2時間半前には東京入りしました。そこで、秋葉原で昼食後に少し散策し、そのまま歩いて浅草中学校へ向かいました。

 着くと、ちょうど昼休みだったらしく、たくさんの生徒が制服のまま(公開授業のせいでしょう)、下がコンクリートの狭いグランドで遊んでいました。うちの学校のサッカーコートより狭かったような気がします。雪もなく、土でもないわけなので地面にぺたんと丸くなって座っておしゃべりしている生徒もいました。いろいろな店や会社に囲まれた感じの校舎は5階建てであり、狭い敷地をフル活用しているのが東京の学校なんだな、と思いました。受付を終えて控え室(3学年の教室の一つ)に入ると、正方形に近いぐらいの形の教室でした。うちの学校の教室に比べると、前後の広さが2/3ぐらいしかない感じでした。岩手の学校の教室は広すぎるほどです。教室の前の方の天井には大きなエアコン(兼暖房?)がありました。

 英語の授業はなかったので、2年生の数学、国語、理科、美術を見て回りました。この研究会に参加した理由である「評価」については、授業ではあまり目新しいことには気付きませんでした。ただ、生徒の制服がうちの学校や東陵中のようにモダンであること、ノートにメモするのが速いこと、発言が少ないこと、それでも指名されるときちんと答えていること、先生が生徒を名字で呼び捨てにしていることなどが目につきました。見た中では、美術の先生が(自分をオバさんと呼んでいましたが)一番、きちんとした指示を出し、生徒の作品に一人一人声をかけ、アドバイスを与え、ユーモラスなことを言っていたように思います。生徒ものびのび製作に取り組んでいました。

 全体会が開かれた第一体育館は、校舎の4階(体育館ですよ!)にありました。テープレコーダーこそ持って行きませんでしたが、うちの学校の先生方も一番悩んでいる評価/評定について真正面から取り組んだ発表ですから、一言も聞き漏らすまいとがんばりました。たくさんのことを学び、おまけに質問までしてきました。詳細はそのうち、(アンケートの、私の希望が聞き入れられれば)浅草中のHPに載るかもしれません。また、教科ごとの観点別評価を元にして評定を出すためのExcel書類も、近々アップする予定だそうです。使えますよ、あれ。

 全体会後には国立教育政策研究所の工藤先生の講演がありました。資料が多く、あちこちに飛ぶので半分ぐらいしか分かりませんでしたが、「評価は指導法の改善(分からない生徒が分かるようになるための工夫)のためにあるのであって、評価のテクニックにこだわり過ぎてはいけない」「統一された評価や定まった評価ではなく、学校が試行錯誤を重ねながら、自分たちで(経験則により、みとりながら)評価を決めていくこと」などのお話がありました。講演が終わった後、校長が謝辞を述べる際に、浅草中の先生方が全員起立したのは「すごい!」と思いました。

 今、帰りの新幹線の中で打ち込んでいるのでiBookのバッテリ残量が怪しくなってきました。そのうち、写真をアップすることにしましょう。


2月2日(日)

 OS10.2のリカバリーがほとんど終わりました。新たにインストールしたソフトのシリアルナンバー入力に、かなり手間がかかりました。おまけに、Fruit Menu、Labels Xに引き続き、Window Shade Xをオンライン購入しました。アップルメニュー、ラベルに加えてウィンドウシェードも実現しました。OS Xの新機能の良さは認めますが、やっぱり使い慣れたOS 9までの使い心地は手放せないものがあります。

 午前中、息子と2人でE.T.を見ました。音声は日本語、字幕を英語で見ましたが、息子は半分ぐらい見たところで飽きてしまったようです。2枚目のディスクにはリメイクしたときの裏話がたくさんのっていました。オリジナルではE.T.が逃げる場面でまっすぐ走っていたのに、リメイク版ではジャンプしながら走っているなど、たくさんの変更があったようです。

 明日は東京の台東区立浅草中学校へ、「生徒の学習状況の評価の改善に関する研究」の研究発表会に参加してきます。午後のみの発表会とのことで、朝の新幹線で行き、帰りは9時過ぎになりますが、どんな発表がなされるか、どんな評価がいいのか、一緒に行くN先生とじっくり勉強してこようと思います。帰りの新幹線では電源が近くにある席を取れたので、iBookをお供に連れていきます。


2月1日(土)

 東京書籍の中2英語の教科書には、映画の話が出てきます。特に「E.T.」はストーリーの概略まで本文で紹介されています。20ほど前の映画で、私も見たことはありますが、DVDを中古で購入してしまいました。なんでも、リメイクされた特別版(2枚組)とのことで中古でも安くはなかったのですが、これで自分のコレクションにもなるし、授業の中でも見せることができるようになりました。DVD映画は、音声/字幕とも、日本語/英語を自在に切り替えることができるので、英語学習にはとてもいい素材です。「ホームアローン」は2学期にも2クラスに見せました。どちらも子供が出てくるので発音は聞き取りやすいし、難しい英語を使わず、しかもクリスマスやハロウィーンなど外国の文化を知るのにもうってつけ。

 Ethernet経由でネットワークを組む実験をしたあたりから何となくOS 10.2の調子が悪くなっていました。先日のExcelがクラッシュしたときも、インターネット接続ソフトがクラッシュしたまま(「接続解除中...」という表示がずっと出たままになっていた)で無理に使っていたところでした。その後、再起動するたびに起動画面に「ネットワーク云々」というダイアログが長時間表示されたりして、どんどん悪化していくように思われました。そこで、思いきってハードディスクのバックアップを外付けハードディスクに取り、初期化〜再インストールしました。すっかり調子を取り戻した感じです。いろいろな設定は面倒くさいけれど...。

 長男が朝から元気がないので病院につれていったところ、「インフルエンザ」との診断。香港A型だそうです。幸いにも予防注射を打っていたので悪化はしないとは思いますが、今日のテレビでインフルエンザに効く薬が全国的に不足しているとのこと。月曜日から東京出張のお父さんに、頼むからうつすなよ。


2003.1

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